鳩峯八幡神社は延喜21年(921)創建で山城の国(京都府)男山鳩峯に鎮座する石清水八幡宮を分祀したものといわれ、 本殿は覆殿の中にありますが、 正面1間の一間社流造(いっけんしゃながれづくり)で、 見世棚造(みせだなづくり)と呼ばれる室町時代に庶民が祀った小規模な社殿様式を伝えており、 埼玉県の有形文化財に指定されています。
この神社には歴史にまつわる伝承も多く元弘3年(1333)新田義貞が鎌倉攻めの折、 この神社に兜を掛けた松を「兜掛けの松」、 鎧を置いた所に稲荷神社をまつり「鎧稲荷」と呼ばれています。
また、八幡神社のすぐ隣に久米水天宮がありますが、 この水天宮は武蔵国の中で東京日本橋にある水天宮についで有名なもので、 安産祈願だけでなく家運繁栄・商売繁盛にもご利益があるといわれ毎年1月5日の初水天宮にはだるま市も立ち、 多くの参拝者で賑わっています。
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