チェリーの嫉妬。そして…
チュンチュン
ここは惑星テラツー。ジャポネスにいつもの平和な朝がやってきった。
トントントントントン
コトコトコトコトコト…
(チェリー)「…うん。いい味ですわ。漬物も…(カリコリ)よく使ってますわ。今日も小樽様においしいお料理がだせますわね♪」
(小樽)「おう。おはよう。チェリー。」
(チェリー)「あ、小樽様。おはようございます。」
(小樽)「お、今日の漬物もうまそうじゃねぇか。」
(チェリー)「はい!小樽様のために丹精こめて漬けましたわ♪」
(小樽)「チェリーの作る料理はうめーからなー。チェリーが来てからホント助かってるよ。」
(チェリー)「そ、そんなぁ…」(ぽっ)
小樽に褒められ、チェリーは赤くなる自分を感じて、ちょっとうつむいた。そんなチェリーを小樽は謙遜していると感じて、チェリーに近づいてさらに言った。
(小樽)「本当だぜ、チェリー。チェリーの料理は、ジョポネス1。いや、テラツー1だ。こんなうめー料理毎日食えるなんて、俺たちは幸せだよ。…チェリーが来てくれて本当に嬉しいぜ。」
(チェリー)「お、小樽様… そ、そんな…」
チェリーは、顔を上げた。すると、二人の目はぱっと合ってお互いに見つめ合う形になった。
(チェリー)(も、もしかして、これって… 恋人達が始めてのデートで交わすという… く、く・ち・づ・けぇ…♪♪)
そう思うとチェリーはゆっくり目をつぶって、そのままゆっくりと小樽に自分の唇を差し出した。
(ライム)「おっはよー!!!小樽ーーー!!!」
ドスン!
(小樽)「!いってぇ!…なにすんだよっライム!」
(ライム)「てへへ…朝の挨拶ぅ!!」
(小樽)「挨拶って…なぁ!おめぇ…」
(ライム)「えへへぇ…」
ライムに飛ばされて、怒った小樽だが、ライムの無邪気な笑顔を見て、そんな怒りもどっか
に飛んでいってしまった。
(小樽)「ったくっ。おめーはいつも元気だなぁ」
(ライム)「うん!僕いつも元気だよーーー!!!」
(小樽)「わかった。わかったから、もうこんな挨拶はやめてくれ。」
(ライム)「うん!わかったー!!」
そんなライムと小樽のあどけない会話。いつものチェリーであれば、ライムの愛嬌にも押されて、嫉妬の気持ちは少しはあっても、仕方ないと思い、なんでもない事だった。しかし、今回は違った。小樽と初めていいムードになり、もしかしたらキスも、と(勝手に)思っていただけにその怒りは大きかった。
(チェリー)(ラ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜イ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ム〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜)
(ライム)「あ!チェリー!おっはよーー!!」
今になってチェリーの存在に気付いたライムが、挨拶をした。
プツン
チェリーの中で何かが切れた。
(チェリー)「ええ。おはよ。ライム。」
チェリーはニッコリして、ライムに返事をした。ライムへの怒りを残して…
それから数日後の夜、4人が床に着いてから数時間後。チェリーはむくっと起き出して、スースー眠るライムを見ると、亡霊のようにゆっくりライムに近づき、彼女を持ち上げた。いつも熟睡しているライムとっては、持ち上げられた位では目は覚めなった。チェリーはライムを持ったまま小樽の家を出た。
(ライム)「ン…むにゃむにゃ……な…んか、寒い……んー、あれ?」
ライムは寝返りでもしようと思っていたが、身動きがとれなかった。パチっと目を覚まし、あたりを見た。周りは薄暗らかったが、自分が今外にいることだけはわかった。しかし、そこがどこだかはわからなかった。
(ライム)「あれぇ?ここ、どこだろぅ…」
ライムは手足を縛られていた。普通の鎖であれば、ライムの力を持ってすれば、容易く切れるのだがどうもそうはいかなかった。すると、脇から誰か近づいてくるのがわかった。
(チェリー)「目が覚めた?ライム」
顔はよく見えなかったが、チェリーであることは声でわかった。
(ライム)「あれぇ?チェリー…これ、どうなってるのぉ?」
(チェリー)「うふふ…どうですの?縛られるって?」
(ライム)「チェリィ?」
(チェリー)「ちょっと、いいの作ったからライムに試してもらおうと思って…」
(ライム)「いいもの?」
(チェリー)「そうですわ。これよ。」
チェリーが差し出した物は、指で摘めてしまうくらい小さな物だった。
(チェリー)「これを飲んで、どういう風になるか試してもらいたいの」
(ライム)「どうしてぇ?」
ライムはいまいち状況がわからなかった。
(チェリー)「すぐにわかりますわ…」
そういうと、チェリーはライムの鼻をつまみ、口を開けさせた。その口の中にさっきの小さい物をコロンを入れた。
ゴクン
ライムはそれを飲み込んだ。しばらく、沈黙が続いた。いつもの夜のはずなのに、いきなり外にいて、しかも縛られている自分。そして傍にはチェリーが立っている。そのチェリーが何か変な物を飲ませた。よくわからない事が次々起きて、寝ボケているライムは理解が出来なかった。
すると、ライムの体の中で異変が起きた。
(ライム)「スースースーーースーーーーーーはっ、あ、はーーはぁーーーーーはぁーーーーー」
まるで、深呼吸するかのようにライムは大きく息を吸っている。それは自分の意思ではなかった。
(ライム)「はぁーーー、チェ、チェリー、はぁ、な、にか、へんだよぉ?」
(チェリー)「そうですの?なら、実験成功ですわ♪」
(ライム)「じっけん?」
(チェリー)「ええ。じゃぁ、ライム。そのままだと苦しいでしょうから、わたくしが開放させてあげますわ♪…まずは、ここをこうして…」
チェリーが飲ませたのは、自分で調合した強烈な催淫剤だった。そして、ライムの力でも切れない鎖を入手し、小樽の家から少し離れたゴミ置き場に全て用意していた。
チェリーは、大きく上下しているライムの胸を掴んで、ゆっくり揉んだ。
(ライム)「はぁぁ、あ…う…ん…はぁぁ…あう…んん…ああ…あ…」
(チェリー)「どう?ライム。気持ちいい?」
(ライム)「わ…あはっ…か……ら……な……あはぁ…い…はぁぁ…」
呼吸が荒れて、ライムは言葉にならない言葉を発した。
(チェリー)「そうですの?じゃぁ、もっとわからせてあげますわ。」
そして、チェリーはぐいぐいとライムの服を脱がせようとした。鎖に繋がれていて完全には脱がせないので、ライムの恥部と胸だけがあらわになるようにした。その間にも、ライムは熱くなる体と荒い息を静めることは出来ず、はぁはぁと呼吸をしていた。やがて、ライムの乳首と恥部が現われた。全く使われていないそれらは、綺麗なピンク色をしていた。
胸と恥部をあらわにしながら、荒く呼吸をするライムのその妖艶な姿をチェリーは少しの間見とれていた。
そして、片方の手を乳首に、もう片方を恥部の溝にゆっくり近づけそこに触れると、優しくなぞった。
(ライム)「ああっ…はぁっ…ああう…んんんっ…あっ…う…ああ……あうっ…」
ライムに初めて味わう強烈な快楽が襲った。それは催淫剤のせいもあるが、まるで赤ん坊をあやすようなチェリーの優しい手つきに、いやがおうでも快感が走った。
(チェリー)「とっても気持ちいいみたいですわね……じゃぁ、今度はこうしてあげますわ…」
そういうと、ライムの股に顔をうずめた。ライムの恥部は透明な糸を引いていた。チェリーはそこの溝をゆっくり舌でなぞった。
(ライム)「ああああああ……んんんん……ああはぁぁぁぁぁぁ…うううんんん……」
数分前まで、ライムには色々な疑問があった。そして、それをチェリーに聞こうと思っていた。しかし、この強烈な快楽の中では、そんなことはどうでもよくなっていった。ライムは何も考えられなくなっていった。
チェリーは舌でライムの溝をなぞりつつ、指でクリトリスを刺激した。
(ライム)「はぅ!あっあっはぁぅはぁはぁああう!あ!ん!あは!はぁ!あ!」
刺激を与える度に、ライムは敏感に反応した。チェリーには元々レズっ気はなかったが、自分のすること一つ一つに敏感に反応するライムを、まるでおもちゃを楽しむかのように、チェリーは楽しんだ。
チェリーはさらに指からの刺激を速くし、指を溝の内部に忍ばせ、その中をかき乱した。
(ライム)「あはあああぅ!ああ!ああ!ああ!だ…だめぇ!!ちぇ…りーー!いや!!いやぁぁ!」
今までだけでも、かなりの快楽であったはずなのに、それ以上の快楽が襲って来た。その恐るべき快楽がライムの全てを包んで、自分がどんどん変になってしまい、狂ってしまいそうになるのを感じた。
(ライム)「あう!はあ!はあ!はあ!お…ね…がい…あ!はあ!はあぅ!やめ…て……」
ライムは必死に懇願したが、チェリーはやめず、さらに刺激を増やしていった。しかし、その後チェリーは刺激をやめ、顔をライムの股から離した。
(チェリー)「そうですわね。どうしてもというなら止めないわけでもありませんわ。」
刺激を止められた後でも、ライムにはその余韻が残っていて、はぁはぁと大きな息遣いをしていた。チェリーはライムから離れ、また戻ってきた。その手には何か長い棒が握られている。
(チェリー)「でも、最後にこれを楽しんでからね♪」
その棒はゆうに20cm以上の長さがあって、奇妙な形をしていた。実はチェリーは人間のペニスの形を知らない。なので、自分で想像して適当に作ったその棒は、あたりに突起がある形をしていた。それをライムのヴァギナに入れようとした。変な物を入れられる恐怖を感じたライムは、荒い息を抑えて、わずかな抵抗をした。
(ライム)「や!やだやだ!チェリー!そんなの入れないでよぉ!」
(チェリー)「うふ♪だぁめ。せっかく作った物ですわ。使わないと損ですわよ。」
そう言うと、その棒をライムの中にズブズブと入れた。
(ライム)「!!!!!!」
(チェリー)「あら。すごい。。全部入っちゃいましたわ。」
(ライム)「チェ…リぃ…う…うごかさな…い…で…」
苦痛とも快楽ともとれる感覚がライムの全身を包んでいた。
(チェリー)「困りましたわ。動かさないと何も始まりませんし…。…じゃぁ、ちょっとだけ。」
チェリーをその棒をゆっくりと動かした。
(ライム)「うぐっ!!!…めて…やめ…て……はぁう!あう゛!うぐ!うぐ!う!あう!」
チェリーはじょじょにその速さを速めていった。
(ライム)「うぎゅ!はぐ!う゛!う゛!あう゛!う゛!がは!ぐぎゅ!ぎゅ!」
ライムは到底かわいいとはいえない声を出していた。いや、ある意味かわいかったが、いつものライムのはしゃぐ声と程遠いものだった。そして、その姿は人というより獣に近かった。そう。快楽に負けそうになる獣だった。
そんなライムの姿を見ていたチェリーは、ライムの反応を楽しみつつも、わずかに罪悪感があった。いつもの無邪気なライムをこんな姿にさせてしまったことに。ライムにこんなことをするのは、小樽とせっかくいいムードだったのに、それを簡単に奪ったから…。チェリーは無意識にそのことを思い出し、ライムにささやいた。
(チェリー)「ねぇ。ライム?…あなた、小樽様のこと…好き?」
ライムに対しては、当然の答えが返ってくる質問だった。しかし、ここへきてなぜかチェリーはこの質問をした。違うといって欲しい。違うと言えばこんなことは止める。わがままではあるが、そんな気持ちがチェリーの中にあった。
ライムは必死に理性を取り戻そうとして、言った。
(ライム)「あぐ!う゛…ん……ぼ…く……お……た…る…が……」
(チェリー)「ん?」
(ライム)「ず…ぎ……」
(チェリー)「!!!」
チェリー自身にもわからない激しい怒りがチェリーを襲った。それは今まで理性で止めようとしていた、ライムへの激しい嫉妬だったかも知れない。
(チェリー)「そうですの。なら、もっと楽しんだらいいですわ!」
チェリーは激しくも冷ややかな声で言った。そして、もっている棒を激しくを前後させた。
(ライム)「あぐぅ!あう゛!あう゛!あぐ!あぐ!あぐ!あぐ!あ゛ぐ!あ゛ぐ!」
すでにライムは、口からヨダレを垂らし、目をトロンとしてた。
チェリーは棒を前後させ続けながら、聞いた。
(チェリー)「ライム?どう?これの気持ちよさと、小樽様とどっちがいい?」
ライムにはすでに思考する力はなかった。今現実におこっている快楽。それしか考えられなかった。
(ライム)「…………こっち゛…あう゛う…」
チェリーはにやっと笑ってもう一度聞いた。
(チェリー)「そうですの?もう一度言って。こっちと小樽様と、どっちがいい?」
(ライム)「…………ごっ……ち゛」
(チェリー)「うふふ……じゃぁ、いいわ。ご褒美として、イかせてあげる。」
ライムにはもうその声は届かなかった。ただ頭の中が真っ白になっていった。
チェリーはその棒のボタンを押した。
ウ゛イィィィーーーン
棒はかなりのスピードで揺れ出した。
(ライム)「あう゛!!あ゛う゛!!あ゛う゛!!あ゛う゛!!あ゛う゛!!あ゛う゛!!はぐ!!あ゛う゛!!ああああああああああ…ああああああああああああああああ!!!!!」
すごい声を上げて、ライムは昇天した。生まれて初めての激しい快楽を味わい、そのまま昇天しまったのである。
すでにあたりはばやっとあかるくなっていた。チェリーは乱れたライムの服を戻して、縛めを解き、ライムを担いだ。
(チェリー)(うふふふふふふふ…これで…これで…。…あ と は、ブラッドベリーね。あ、小樽様にこの薬を飲ませるのもいいかも…うふふふ)
チェリーは小樽の家に戻り、気付かれないようにライムを床に戻した。
チュンチュン
朝が開けた。
(ライム)「う゛…ん……」
ライムはいつになく遅く起きた。周りには誰もいなかった。もちろん、みんなはライムを起こそうとしたが、全く起きる気配がなく。チェリーの提案で、寝かしておこうということになったのだ。
(ライム)「な…んか…体が…だるい…」
ライムは激しい疲労感に包まれていた。トコトコトコと誰かがやってきた。チェリーだった。
(チェリー)「あら。ライム。おはよう。遅かったですわね。」
(ライム)「おはよう。チェリー。…なんか昨日変な夢見ちゃった…」
(チェリー)「あら。どんな?」
(ライム)「なんか、チェリーが僕に変なことするの…」
(チェリー)「ふぅん…それって…こういうので?」
チェリーは昨日使った長い棒を取り出した。
(ライム)「あ!」
(チェリー)「また…かわいがってあげますわ♪…ライム…」
(ライム)「あ…う…チェ、チェリィィ…」
いつも無邪気で奔放なライムとはいえ、さすがにあれほどのことされて、恥ずかしさがないわけがない。ライムは涙目になっていた。チェリーはこのとき、もうライムは自分の手の内にあると確信していた。そして、次はブラットベリーをいつ陥れようかと考えていた。
しかし…
その数日後の夜。
(チェリー)「んん…。あ…れ…?………はっ!」
頭のいいチェリーは今自分がどうなっているのか、一瞬で気が付いた。あたりは外、自分の手足は鎖につながれている。そう。数日前ライムにした状況のそのままが自分にやられていた。
(チェリー)(いっ、いったい、誰が…?…まさか…ライム!?)
すると、向こうから誰かがやってきた。
(ライム)「あ♪起きたんだね。チェリー。」
(チェリー)「ラ、ライム!!ど、どういうことですの!!」
(ライム)「いっくら僕だって、ああいうことされて黙っているわけにはいかないもんねー」
ライムはいつもと同じような口調でしゃべっている。それが、逆にチェリーにとっては怖かった。
(チェリー)「ね…ライム……やめて…こんなことは……ね…」
(ライム)「あーー。チェリーずるい!!自分だけやっといて、僕にやらせないなんてぇ!」
(チェリー)「ち、違うの…あ、あれはね…」
言いかけた瞬間…
(ライム)「はい☆」
コロン…
…ゴクン
チェリーはライムの手から落とされた何か小さな物を飲みこんだ。
(チェリー)(え…?…ま、まさか…今のって…)
チェリーは次第に体が熱くなるのを感じた。
(チェリー)「ああ…はぁーはぁーはぁーはぁー…な…なんで…」
(ライム)「僕、チェリーにやり返そうと思って、チェリーの服見てみたんだ。そしたら、一個あったから♪」
(チェリー)「え…や…」(なんて…不覚…)
(ライム)「じゃーーん♪これもあった♪」
ライムはチェリーお手製の棒をチェリーに見せた。
(チェリー)「はぁーはぁーあ…あ…」
チェリーは泣きそうになった。数日前、ライムにしたこと。ライムのあの異常な反応、それが今自分に襲いかかろうとしている。そして、チェリーはライムへの謝罪の気持ちでいっぱいになったが、もう許してくれそうにない。そんな思いで胸がいっぱいになった。
(ライム)「んじゃ、はじめるよーーーー!!」
(チェリー)「ラ、ライム!!!」
(ライム)「ん?」
(チェリー)「あ…はぁ…ご、ごめん…なさい!!はぁ…ね、お願…はぁ…いですわ…はぁ…許して…」
(ライム)「え゛ーーー!?」
(チェリー)「なんでも…はぁ…します…わ…」
(ライム)「なんでもぉ…?」
(チェリー)「ええ…なんでも…」
(ライム)「んじゃぁね…えっとね……んーーーー…………わかんない!やっぱり、やるぅ!」
(チェリー)「ラ、ラ、ライム〜〜〜〜〜!!」
(ライム)「えーーーっと、どうするんだっけ、これ?」
(チェリー)「へ、変なことしないでね」
(ライム)「うーーーーーん。よくわかんないや。ま、いいや。突っ込んじゃえ」
(チェリー)「やっ!やめてーーーーー!!そ!そんなこしたら…!!」
ライムはチェリーの着ている物をグイっと引っ張ってチェリーの恥部をあらわにした。ところで、チェリーが飲まされた催淫剤は、即効性ではあったが、持続性はなかった。飲まされてから、なんの刺激もなかったチェリーはすでに興奮が収まり、正常な状態に戻っていた。
(ライム)「いっくよ〜〜〜〜〜〜〜」
(チェリー)「や〜〜〜〜〜いや〜〜〜〜〜〜〜!!」
ぐにゅ!
ライムは一気に持っている棒をチェリーのヴァギナに押し込んだ。
(チェリー)「!!!いっっっったぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!」
(ライム)「あれ?なんか変…?」
自分は痛がらなかったのに、と言いたかったのであろうライム。能天気さがここに極めりである。すると、チェリーのヴァギナから血がしたたってきた。これにはさすがのライムも罪悪感を感じた。ライムは「あ!」といって、棒を抜いた。
(チェリー)「いたたたた…いたぁぁぁぁぁぁいいいいいいい……………」
チェリーはもう目に涙をボロボロ流していた。抜いた棒を持って、ライムは泣いているチェリーをボーっと眺めて立っていた。
すると…
(小樽)「ライム?ライムか?」
現われるはずのない小樽の声がした。いきなりの小樽の声に、二人ともはっとした。小樽は二人に近づいてきた。
(ライム)「お、小樽ぅ…」
(小樽)「ライム。なにやってんだ、こんなところで…。チェリーもいないし…」
小樽は、ふと目を覚ましたらライムとチェリーがいないのに気付き、心配になって探しにきたのであった。小樽は、ライムのすぐそばにあった台に目をやった。暗くてぼんやりしていたが、そこには人らしき形がある。よく見ると、それは大の字に縛られているチェリーであることに小樽は気が付いた。
(小樽)「!!!!ツッ…チェリー!!ど、どうしたんでぃ一体これは…」
小樽はチェリーに近づき、チェリーの手足を縛っている鎖をとろうとした。
(小樽)「か…鍵がついていやがる……チェリー一体全体これはどうしたんでい?」
(チェリー)「……………」
チェリーは涙を浮かべてだまっていた。そして、ライムが話し始めた。
(ライム)「ぼ……僕が縛ったんだ…」
(小樽)「ええっ!!ライム!おめぇがかぁ?」
いつも無邪気なライムが、冗談にしても真夜中にこんなことをするはずはないと思っていた小樽は全然信じられなかった。
(チェリー)「…ライム…この鎖を解いてくれます?…わたくしが…全て話しますわ…」
ライムはいわれるままにチェリーの縛めを解いた。そして、チェリーはゆっくり起き上がり、あらわになっていたが、小樽には暗くて見えなかったであろう恥部をそそくさと服で隠し、小樽の前まで来た。そして、チェリーは小樽の前で正座になり、3つ指を立てて言った。
(チェリー)「…申し訳ありません…。わたくしの…わたくしの不届きな…行いでこんなことに…なってしまって…」
そういいながら、チェリーはまた目に大粒の涙をためていた。さきほど、ライムにヴァギナを突かれた痛みのせいではなかった。自分がライムにしたことの、そしてそのせいでライムが自分にこんなことをしてしまったこと、その姿を小樽に見られたこと、もう言い訳の聞かない状況で、チェリーは深い後悔と悲しみと絶望も気持ちで一杯だった。小樽はきっと自分を軽蔑するに違いない、そして小樽の家から追い出され、二度と小樽とともに住むことはない。そんな気持ちがチェリーの頭を渦巻いて、チェリーにはもう泣くしかなった。
(小樽)「チェリー…泣いたってわからねぇよ…なにがあったのか話くれ。」
(チェリー)「うっうっひっく…はい………………実は…」
チェリーは全てを話した。といっても自分の小樽の気持ちのことは省いて、ライムをここで縛って、色々いたずらしたこと、その仕返しに今チェリーに同じようなことをライムがしようとしたこと、それらを話した。
(小樽)「そう……なの…か…そんな…ことが………」
女はしとやかなものかと思っていた小樽は、ましてやチェリーやライムがこういうことをしてしまうことを聞き、動揺が隠せなかった。
(小樽)「と…にかく…家に帰ろう。なっ?」
(チェリー)「いいえ…小樽様……わたくしはもう…」
そう言うと、いままで正座して3つ指を立てていたチェリーはがばっと立って、近くにあった廃材を手にした。それは金属製で矢のように先がとんがっていた。チェリーはそれを両手で持ち、自分の胸に先端を向けた。
(チェリー)「さようなら…小樽様……そして、ライム…ごめんなさいね…」
(小樽)「チッチェリーー!!」
…グサッ!!
チェリーはゆっくりと閉じていた目を開けた。目の前には自分の胸に突き刺した状態の棒があった。しかし、突き刺されたのはチェリーの胸ではなかった。
(チェリー)「おっ!小樽様!!!」
チェリーが自分の胸を突き刺す瞬間、小樽はチェリーの側まで走って、自らの腕をチェリーに指し伸ばし、金属棒を自分の腕にささせたのであった。
(チェリー)「お…おたる…さ…ま…」
またしてもチェリーに大粒の涙が流れた。
(小樽)「ぐ…チェリー…よく…聞くんだ…」
(チェリー)「お…小樽様…しゃべってはいけませんわ。早く…早く治療しないと…」
いくら腕とはいえ、小樽の腕から出ている血は尋常な量ではない。ほっとおけば死に至る。そんな考えがチェリーの脳裏をよぎった。
(小樽)「いい…か…チェリー……」
(チェリー)「お…小樽様…早いとこ…診療所へ…」
(小樽)「…いいから聞け!!!」
チェリーはびくっとした。
(小樽)「俺は…お前達3人がす…すごく…す…す…好き…だ…から…俺たちは…か…か…家族みて…ぇ…なもんだ……どんな…ことが…あっても…家族は……俺…が…まも…る…」
小樽はそのままドサッっと倒れた。
(チェリー)「お、小樽様!!!小樽様ぁーーーーーーーーーー!!!」
(ライム)「お!!おたるぅーーーーーー!!!やだやだやだ!!小樽死んじゃやだぁ!!!」
数日後のこと。
(ライム)「おはよう!チェリー!」
(チェリー)「おはよう。ライム。」
(ブラッドベリー)「おっはよう!おお!今日の漬物もうまそうだなぁ」
(チェリー)「ええ。小樽様のために丹精込めて漬けましたわ。…はい。小樽様。」
(小樽)「ああ。ありがと。チェリー。…ちょっと片手じゃ食いづらいけどな…」
(ブラッドベリー)「あ!今日は私が小樽に食べさせる番だったよねぇ」
(ライム)「えーーー!!違うもん!今日は僕だもん!!ブラッドべリーは昨日したよぅ!」
(ブラッドベリー)「あれぇ?そうだったっけなぁ……はーい。小樽、あーーん。」
(ライム)「あーーーー!!!ずるい!!!僕も!!…小樽ぅ!あーーーん!!」
(小樽)「うぐ!!もご…もご……ま、待て!二人とも!じゅ、順番にしろぃ!」
(ブラッドベリー&ライム)「はぁーーーーいぃ☆」
(チェリー)「くすくす」
間宮家にいつもの平和な一日が始まった。
(終わり)ども。始めまして。パワーです。
後半からシリアスになってしまいました。
ところで、正直に告白すると、自分はSMJは全部見てません。(笑)でも、まぁライムとチェリーは始めからわかりやすかったので、書きました。
感動的に終わらしたわりにはつめが甘いとか言わないで下さいね。(T_T)
ほいじゃまた、いずれ。