DRT様作品:「闇迫る」
 
 
 
作者注:この話しはミリィ求めるの後の話です。
シンジ:もしかして、ロストの話しは全部これで進めるつもりじゃないだろうな?
作者:わかった?
シンジ:お前って……

「たく、キャナルとミリィには困ったもんだな」
ミリィとの1夜の後、あれからキャナルとミリィはことあるごとにケインに
迫ってくるようになったのだ。
「あーあ、こうなったら休暇でもとるかな…」
「ほう…だいぶお疲れのようだな」
「誰だ!」
ケインの部屋に聞きなれない声が響く。そこに1つの結晶が現れた。
「なんだこりゃ?」
「なるほど、こほどまでに強い精神力と生命力の持ち主は見たことが無いな」
「なんだと?」
ケインは危険を感じ、サイ・ブレードに手をかける。
「悪いが、貴様の体を貰うぞ」
「な!?」
ケインがサイ・ブレードを発動させようとした時には、ケインの意識は闇に沈んでいた。

「あら、ケイン。どうしたの?」
「ミリィはどうした?」
「たぶん、自分の部屋だと思うけど…ケイン、なんか様子が変よ」
確かにケインの様子はおかしかった。何か全体の感じが暗いのだ。
「あらケイン、ここにいたんだ。ねぇ、今日の夕食は何がいい?」
「そうだな…」
口元に不気味な笑みを浮かべ、ケインはつぶやいた。
「お前達を食べてみるか…」
『へ?』
ケインのつぶやきの後に、ケインの背後から触手が伸び私とミリィを
絡め取った。
「ちょっと、どうしたのよケイン?」
「ケイン?あの男は我が内にある」
「え?」
「ケインじゃない?」
確かにミリィの言う通り、声はケインのものではなかった。
「あなた誰?ケインをどうしたのよ」
「我に名は無い。我はこの者のように体を奪い我が物にしてきた」
「じゃあ、ケインは…」
「今は我が心の内にある。だが、しばらくすれば消えてしまうだろうがな」
「そんな……」
私とミリィはこの出来事に驚きを隠せなかった。
「ケインを…ケインを返してよ!」
「それはできんよ」
この言葉に、ミリィは怒りの表情を見せていた。
「さて、それでは君たちの生命力を貰おうか」
『え?』
びりりっ
「きゃあぁ!」
触手が激しく動き出すと、私達の服を引き千切り出した。
「やあぁぁ…やめてぇぇ…」
ミリィの声が聞こえミリィを見てみると、触手がミリィのアソコをなめるように
なぞっていた。
「あ…だめぇぇ…」
そして、私のアソコも触手になぞられていた。
「どうだ、快楽に身を委ねていく感じは?」
「感じてなんか……いないわ…」
「ほう、ではこれはなんなのかな?」
私のアソコをなぞっていた触手から、いやらしい液が糸を引いていた。
「そうだ、そうやって私に生命力を与えよ」
「誰が…あなたなんかに……」
「ほう…では、これではどうかな?」
ずぬぬぬっ
「ひゃあぁぁぁ!」
「いやぁぁぁぁ!」
触手が私とミリィのアソコとお尻の中へと入っていく。
「だめえぇぇぇぇ!」
「いやあぁぁぁ!」
「うるさい口だな」
「うぶっ」
「うっ」
触手が私とミリィの口にも入ってきた。
そして、アソコとお尻に入っていた触手が激しく動き出す。
それに私は感じてしまう。
「うう…」
私は悔しくて涙を流した。ケイン以外の者に犯された事に…
「すごいぞ、これほどまでにすごい生命力は感じた事がない」
触手は私とミリィのアソコとお尻の中で脈を打ちながら激しく動き、
そして、私達の胸を絡めながら揉んでいった。
「うう…」
「ううう!」
ミリィが身を反らし、そしてぐったりとしてしまう。
「どうやら、イってしまったようだな。しかし、お前はまだ物足りぬみたいのようだな」
そういうと、1本の触手が私のアソコへと伸びてきた。
「んん…」
私は何をするのかを予感し、抵抗しようとした。だが、手足を触手で自由を奪われ何も
できなかった。
ずぷぷぷ
「うぅー!」
私のアソコに2本目の触手が入ってくる。
それに私は感じてしまう。
「では、こちらのお嬢さんにもやってあげないとね」
「うんん!」
ミリィもまた、2本目の触手でアソコを責められ悶えていった。
「どうだ、感じるだろう。そうしてもっと悶えるがいい」
「ううぅぅぅ!」
私は耐えきれずイってしまう。
その時には、私の意識は朦朧としていた。
「どうやらお前もイったようだな」
そういうと触手が私の口から離れていった。
「どうだ、何か言う事はないか?」
意識が朦朧とするなか、私は口を開いた。
「た…すけ…て……」
「なんだと?」
「たすけて…ケイン……」
「はっはっはっ、何を言い出すかと思えば。無駄だ、あいつはもう消えかけている。
どうやら、お前にはお仕置きが必要だな」
そういうと、私の中の触手が再び激しく動き出した。
「いやぁぁぁぁ!ケイン!」
「はっはっはっ、ぐ…なんだこれは!」
突然、奴は頭をおさえて膝まついた。
そのためか、触手の動きが鈍った。
「うおぉぉぉぉ…」
「ケイン?」
確かにケインの声だった。
ケインは右手を胸に近づけると、服を握り締めた。
「おぉぉぉぉぉ!」
ケインが叫びながら服を引き剥がした。
握り締めた手の中には何かの結晶が握られていた。
その結晶が引き剥がされたせいだろう。私達を責めていた触手が消えて私達は
床に落ちてしまった。
ケインはその結晶を投げ捨てると倒れてしまう。
『ケイン!』
「大丈夫か…キャナル…ミリィ…」
「私は大丈夫よ…」
「私もです」
「そうか…よかった…」
「大した奴だな、私の束縛から逃れるとはな」
声が聞こえそちらを見てみると、結晶が浮かんでいた。
結晶が輝くとそこに見たことが無いような異様な存在が立っていた。
「貴様が…キャナルとミリィを…」
ケインは立ち上がると、サイ・ブレードを構えた。
「無駄だ、今の貴様はそいつを使う力すら残って無い。おとなしく我に命を捧げるのだな」
「うるせぇ…」
ケインが叫ぶとサイ・ブレードに光の刃が生まれた。
「キャナルとミリィは俺の大切な仲間なんだ。てめぇなんかに殺させてたまるかよ。
二人は俺が必ず守るんだぁ!」
ケインが叫び、異様な存在に向かって行く。
しかし、ケインは異様な存在の腕に吹っ飛ばされてしまう。
「そこまでできたことには誉めてやろう。しかし、力不足だったようだな」
異様な存在がケインに向かって腕を振り上げた。
私はいいながらケインをかばうように抱きついた。
ミリィもまた、ケインをかばうように抱きついていた。
「神様、お願い助けてぇ!」
私は神に祈った。
「死ね!そして、我が養分になるがいい」
「いやぁ、それは無理だと思いますよ」
「なんだと?」
異様存在の後ろから声が聞こえ、私立ちは声が聞こえた方を見てみた。
そこには1人の男が立っていた。
白いTシャツに青いGジャンに黒いジーンズ。
歳は20歳ぐらい、いやもう少し若いかもしれない。
幼い顔立ちがそう見せてるのかも知れないが。
そして、私はその男を見たことがあった。
「なんだ貴様は?」
「そうですねぇ」
男は少し考え込むと人差し指を立てて答えた。
「通りすがり人じゃ駄目ですか?」
「ほざくな!」
異様な存在は男に襲い掛かった。
しかし、数mのところで動きが止まってしまう。
「やれやれ、私との格の違いもわからないとはね」
「貴様はいったい…」
「あなたに答える義務は無いですよ。すみませんが消させてもらいます」
男が指を鳴らすと、異様な存在は音も無く塵となった。
「シンジさん」
「いやぁ、キャナルさんお久しぶりですねぇ」
「どうしてここに?」
「それなんですけど…とりあえずなんか着た方がいいですよ」
シンジさんに言われ、私とミリィは自分の体を見た。
そういえば、私達って今裸だったんだ…
私達は顔を赤くしながら、その場を去って行った。

「じゃあ、この人がキャナルを人間にした人だったの?」
「ええ、そうです」
私とミリィは着替えた後、ブリッジに集まりシンジさんのことを話したのだった。
「でも、どうしてここに来たんですか?」
「実は、あなたのことが少し気になったので様子を身に来たんですよ。
どうやら、結構ピンチみたいでしたけどね」
「すまない、あなたが来てくれなかったら今ごろどうなっていたか…
例をいう」
ケインがそういうとシンジさんに向かっておじぎをした。
「やめてくださいよ。別に私はお礼を言ってもらうためにやったわけじゃ
ないんですから」
「しかし…」
「ま、それぐらいにしときましょ」
シンジさんがそういうと振り返って歩き出した。
「どうしたんですか?」
「いや、もう帰ろうかと思いましてね」
「ええ、もう帰るの?」
「ええ、第一私はキャナルさんの様子を見に来ただけですからね。
そうそう、ケインさん」
「なんだよ」
「キャナルさんとミリィさんを大事にしてあげてくださいね」
シンジさんに言われて、私達は思わず赤くなってしまった。
「では、私はここで」
そういいながら、シンジさんは手を振りながら空間に溶けるように消えていった。
「相変わらず、面白い人ですねぇ」
「キャナル、ミリィ」
「何、ケイン?」
「すまない、お前達を守れなくて…」
「そんな、ケインは私達を守ってくれたじゃないですか」
「しかし…」
ケインが何かを言おうとした時、私はケインの口に指をあてた。
「例えどんな形にせよ、ケインは私達を守ってくれたんですから。
それに…」
「それに?」
「あなたのあの時の言葉は、とても嬉しかった…」
「キャナル…」
ケインのあの時の言葉、「キャナルとミリィは俺が守るんだ!」
私の心の中で響いていた。
「ああ!」
「どうしたのミリィ?」
「夕食作るの忘れてた…」
ミリィの言葉に私とケインは思わず笑ってしまう。
「今日はもう寝ようぜ。なんだか、疲れちまったしさ」
「そうですね」
「ねぇケイン、添い寝してあげよっか?」
「え?」
「じゃあ、私も」
「ちょっと、なんでキャナルまで…」
「いいじゃないですか。ね、ケイン?」
私の一言にケインはため息をついた。
「だけど俺のベットは狭いぞ。それでもいいっていうんなら…」
「別に構いませんよ。ね、ミリィ?」
「ま、仕方が無いか…」
「じゃ、寝ましょうケイン」
私とミリィはケインの腕を引っ張りながら、ケインの部屋へと向かっていた。
今日の出来事を、私は絶対に忘れないだろう……

 
 
 
 
 
 
あとがき
 
作者:どうもDRTです。今回の「闇迫る」はいかがだったでしょうか?
シンジ:相変わらず、無茶な設定で書いてるよなぁ。
L:ほんとよねぇ。
作者:なんでここにあなたが…
シンジ:俺が知るか。
L:何よ、あんたが「あとがきに出てくれませんか?」言ってきたから
  来てあげたんじゃない。
作者:そういや、そんなこと言ってたな。
シンジ:忘れるなよ……
L:そういやさ、あんた結構ペース速いけど、なんか特別なことでもしてんの?
作者:別にそういった事はしてないですよ。まずネタを思いついて、そしてそのネタを
   元にイメージを浮かべて書いてるだけですよ。
L:にしちゃ速いけど、どれぐらいのペースで書いてるわけ?
作者:大体、1週間で3本ぐらいですね。
L:ほんとなのそれって…
シンジ:確かにこれぐらいのペース書いてるぞ、こいつは。
作者:もしかして、速すぎますか?
L:充分速いと思うけど…
作者:そうなの?まぁ、いいか。ではみなさんここで。
作者&シンジ&L:また、いつか会いましょう。
 
 
 



<以下、悪平コメント>
 
 
作:というわけで、心からありがとう、なDRT様作品、「闇迫る」です。
  いやぁ、今回はLまで引き取って下さってより大きな喜びですね。
  これで心おきなくゆっくりとあとがきを……
 
L:ゆっくりと何だって?
 
作:ちのなしちにすちくちやのぬこみみみちみしちんら!?!?!?!?
 
L:何人だ、おまいわ。
 
作:お、お、おまえこそ、何故此処に!?
 
L:ンなもん決まってんでしょ、出番だからよ。
 
作:………………………………………………………………………こなくていいのに。
 
L:何ですってぇ!?
 
作:しまった、聞こえた!!!
  ちょ、ちょっとまて、話せば分かる!!!
  さ、さぁ、落ち着いてその手に持った液体窒素漬けたくあんを床にぃぃっ!?
 
ぽくり
 
L:……と言うわけで、これからも投稿作品お待ちしておりまぁ〜〜す☆
 
 
                     (満面の笑顔のL。顔面蒼白の作者。幕。) 
 
 
 
 
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