関 直久様作品:「クリーオウのサービス」



魔術士オーフェンはぐれ旅 クリーオウのサービス
                                作 関 直久


旅を続けるオーフェン達はとある町に辿りついた。
今回は珍しくお金がある状態だったので少しいい宿に泊まろうということとなった。
そんなこんなで選んだ宿屋は広い浴室がある所で、
ナッシュウォータで温泉に入りそびれた一行は満足の声を上げたのだった。
そして夜も更けて来たので寝ることにした。

その晩、オーフェンはふと寝苦しくなって起き出した。
身体はべっとりと寝汗をかき非常に不快である。
その時に宿屋の主人の声を思い出す。
『お風呂は夜遅くでも入れるようになっていますから』
「もう一回風呂でも入るかな…」
何とはなしに呟いてオーフェンは部屋を出た。

風呂に入るとお湯がオーフェンの身体に染み込み暖める。
溜め息をつきながらオーフェンは湯をすくい、顔を洗うように浴びせた。
「ふぅ、いい湯だ」
満足げに呟き、そのまま目を閉じる。
そのまま眠る誘惑に耐えながら耳をすます、
しーんとして何も聞こえない、
気持ちが落ちついてくる…いつもの騒動では得られない一時だった。
だがそんな一時も一つの足音と共に消えようとしていた。
(なんだよこんな時に入る奴がいるのかよ…ったく)
自分の事は棚に上げそんな事を考えながらガラス戸の方を見る。
やがて脱衣も終わったらしく人影がガラス戸の向こうに立ち、
「ん…?」
オーフェンがその見覚えのあるシルエットに首をかしげているとそのまま戸が開いた。
現れたのは白いバスタオルに身を包み、そのタオルに勝るとも劣らない白い肌をした金髪の少女―――
クリーオウだった。
「なっ…?!」
「えっ…?!」
お互いが呆気にとられる。
クリーオウなんかは叫ぶのも忘れていたようだった。
「クリーオウ…」
「オーフェン…」
二人はそれぞれの名前を呟くと、
「何でここにいるのよ!」
「それはこっちのセリフだ!」
互いに怒鳴りあう、
「大体ここは男湯だろうが…なんでこっちに入ったんだ?」
「だって…どんなところか見てみたかったんだもん」
恥ずかしそうにうつむきながら言うクリーオウ、
「もう夜遅いし、他の客も今日はいないようだったし、オーフェン達も寝てると思ってたから…」
「わかったわかった」
オーフェンはクリーオウの話を遮ると、
「分かったからさっさと女湯のほうに行けよ。いつまでもそんなところで突っ立ってると寒いだろ?」
「うん…」
いつもとは違うしおらしい姿になんか居たたまれなくなったオーフェンは冗談で、
「それともこっちに入るか?」
「うん…」
「えっ…?」
オーフェンが意外な答えに呆然としている隙にクリーオウはぱっとタオルを脱ぐと風呂に入った。
「おい…」
慌てて止めようとするがそのままクリーオウの裸身をお湯越しに見てしまいすぐ後ろを向く、
「な、何で入ったんだ?」
上ずった声でオーフェンが尋ねるとクリーオウはそぉ〜っと近づいて、
オーフェンと背中同士を付けるように座った。
そしてポツリと呟く、
「オーフェンとお風呂入ってみたかったの…」
「クリーオウ…」
「ねっオーフェン、背中流してあげようか?」
「えっ…あ、ああ」
オーフェンは背中に柔らかな肌の感触を感じながら頷くのだった。

風呂から上がり、
オーフェンが椅子に座るとクリーオウはその後ろに立ちその背中を触りながらこう言った。
「オーフェンの身体ってやっぱり逞しいね」
「そ、そうか?」
そうしてひとしきり触った後、クリーオウはタオルに石鹸を付け背中を洗い始めた。
こしゅこしゅ…
布の擦れる音と共にオーフェンの背中が泡に包まれてくる。
「う〜ん…これじゃなんかつまんないな…」
クリーオウが何かぶつぶつ言ったかと思うと不意に背中を擦るのを止める。
「?」
オーフェンが疑問を浮かべると共に、
ふにっ
「!!」
「あふっ、ど、どうかなあ…?」
少し上気した声を上げるクリーオウ、
何をしてるかと言うと要するに胸を使って背中を洗っているのだった。
「あ、ああ…」
もはや何も言えずにオーフェンはされるがままになっている。
背中に柔らかい胸の感触と堅くなった乳首の感触がなんとも言えない気分である。
オーフェンの肉棒はもう堅くそそり立っていた。
「クリーオウ…」
オーフェンは急に振り向きクリーオウを組み敷いた。
「きゃっ!」
いきなりの事にクリーオウは小さな悲鳴を上げる。
そのまま二人は見つめ合った。
「オーフェン…」
クリーオウは顔を真っ赤にしながらオーフェンを見つめた。
そんなクリーオウを可愛いと思いながらオーフェンは尋ねる。
「クリーオウ…いいか?」
「いいよ…オーフェンだったら…」
そしてそのまま二人は唇を合わせた。
「今度は俺が綺麗にしてやるよ」
そう言ってオーフェンがまずお湯をかけるとそのままクリーオウの胸に舌を伸ばす。
「ああっ…オーフェン…」
胸の先端を中心に下で嬲られクリーオウは喘ぎ声を上げた。
「いいっ…気持ちいいよぉ…」
オーフェンの頭をを抱きしめて首をイヤイヤするように横に振る。
オーフェンは胸を責めていた舌をそのまま下に移動させる。
胸から臍へ、そしてそのまま薄い毛に包まれた下腹部へと口を移動させる。
「あっ?!そ、そこは…」
すでにお湯以外の液体で濡れそぼっていた秘唇にオーフェンは口付けをした。
「ひゃうううううううううううう!」
一際大きく悲鳴を上げるクリーオウに慌ててオーフェンは口を塞いで、
「おい、他の奴等が起き出したらどうするんだ」
「ごめんオーフェン、凄く感じちゃって」
照れたような笑いをするクリーオウにまた愛しさを感じたオーフェンは再び秘所への愛撫を行う、
「あうっ…あふっ、ううっ…」
できるだけ声が出ないようにクリーオウは片手で口を押さえて身悶える。
やがてオーフェンが口を離すとクリーオウはもう荒い息を吐きつつ身体をくねらせていた。
再びオーフェンはクリーオウに覆い被さり今度は舌を絡めるように口付けをする。
そして互いの唾液を滴らせながら口を離すと、
「クリーオウ…」
「いいよ…来て…」
そしてオーフェンはクリーオウの足を開き、自分の肉棒を掴み秘唇に照準をあわせるとそのままゆっくり
と腰を前に進めた。
「あああぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!」
歯を食いしばり破瓜の痛みを噛み締めるクリーオウ、
オーフェンはゆっくりと肉棒を突き入れ遂には全部入れた。
「クリーオウ、大丈夫か…?」
「だ、大丈夫…」
痛みをこらえながらもにこっと微笑を浮かべるクリーオウにオーフェンは軽くキスをすると、ゆっくりと
抽送を開始した。
ぐちゅ…ちゅっ…
「はぁっ…はあぁっ…」
互いの性器によって奏でられる音と少女の喘ぎ声が浴室に響き渡った。
やがて痛みも薄れてきたかクリーオウの目にまた快楽の色が見えるようになった。
「ああっ…オーフェン…すきぃ…愛してる…」
「俺もだよ…クリーオウ…」
そして最後が近づいてきたのか腰の動きが速くなる。
「ああっ、オーフェンっ!来ちゃうっ、来ちゃうっ、イっちゃうのぉぉぉぉ!」
「俺もだ!出る、出るぞクリーオウ!」
「オーフェン!出して!私の膣に出して!」
「クリーオウ!」
「ああうあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
どくっ!どくどくっ!
身体の置くに精が吹き出るのを感じながらクリーオウはオーフェンと共にそのまま倒れ伏した。

「う〜ん…」
「う〜…」
「全くどうしたんです?二人して風邪をひくなんて」
マジクが不思議そうに尋ねる。
翌朝オーフェンとクリーオウは揃って熱を出してしまったのである。
理由はもはやわかりきっているだろうが。
「まっ…ともかく今日は安静にしといてください、僕はこれから薬買って来ますからね」
そう言ってマジクは部屋を出て行った。
「クリーオウ…すまんな…」
オーフェンがクリーオウに素直に謝る。
「ううん、私も悪いんだから謝らなくていいわよ」
クリーオウもこれまた素直に言う、
「それに気持ち良かったし…」
赤い顔を更に赤くしてクリーオウが呟く、
「ねぇオーフェン、病気が治ったら今度はベットでね」
「ああ」
そうして二人は少し身体を乗り出してキスをするのだった。

あとがき
作:どうも!なんか久し振りに書きました十八禁小説はいかがでしたでしょうか!
由:本当に久し振りね〜
作:最近普通の小説中心だったからな〜
由:それにしてもフルメタ書くんじゃなかったの?
作:いや、久し振りだったから書き慣れてた方を先に書こうとね…
由:どっちでもへぼいからいいじゃない
作:ううっ…
由:何で泣いてるの?
作:本当に不思議そうに尋ねるな!惨めだから!
由:まぁからかうのはこれくらいにしてと
作:からかうなよ…
由:そう言えばあんたこういった小説はHPに載せてないわね
作:一応裏ページを作ってそこに載せようとは思うんだけどなかなか進まなくて…
由:そりゃ大学でやってりゃねぇ…
作:自宅でできるようにしたいな…
由:まぁ勝手に頑張ってなさい私は知ったこっちゃないから
作:冷たいな…
由:そんな事言ってないで書きかけのやつ早く仕上げなさい!
作:えっ、でも次はフルメタを…
由:いい加減にしろ!
(そう言って思い切り殴られ錐揉み回転をしながらそのまま床に突き刺さる作者
そうして下半身だけを舞台上に残しながら静かに幕は降りていった)



<以下、悪平コメント>


作:と言うわけで、関 直久さんの「クリーオウのサービス」です。

L:ををぅ、さっき吹っ飛ばしたばっかなの似、もう復活したか!?

作:というか、復活しないとおまいの出番がないぞ。

L:だぁいじょぉぶ、私一人でじゅーぶん!

作:いや、そーゆー事ではなくてね。

L:じゃぁ何よ。

作:いや、改めて聞かれても……

L:んじゃ、私一人でも良いんじゃない☆

作:……………………ぁぅ。

L:そう言えば、オーフェンといえば、今TVで放送してるわよね。

作:うみゅ。
  ちょこっとあのビデオ(DVD)の CM はやばいんでないのかい、と言う気もしつつ、
  まぁ時事ネタだからいっかぁ、と容認している今日この頃です。

L:あんたは買わないの?

作:あのね。プレイヤーもないのに DVD や LD を買ってどーすんの?

L:テープがあるじゃない。

作:ビデオテープは劣化するかやイヤ。
  それにオンエアを録画してるしね。テープ買うメリットを感じない。

L:劣化って……
  一体、何回見るつもりなの?

作:飽きるまで!

L:…………は?

作:そもそもアニメという物はだねぇ、繰り返し見ることによってだねぇ……

L:…………………………はいはい。


(何かを熱く語っている作者に目もくれず、幕を下ろすL。終。)


  「投稿小説のこ〜な〜」に戻る