「全くひとみまであんな事言うんだから…」
涼子は少し腹を立てながら歩いていた。
「でも…やっぱり喧嘩しすぎかな」
そんなことを考えたりしている。
不意にその時女性の悲鳴が響く、
「えっ?!」
ふと横を向く、どうやらこの建物から聞こえてきたらしい、
涼子は迷わずにその建物の中に入って行った。
三階に登ると人の気配がする。さっきの悲鳴は向こうの部屋が発信源のようだ。
ドアに近寄り中の様子を覗うとまず縛られた半裸の女性が目に入った。
「!?」
そしてその周りには一目で一般人には見えない男達がいる。そして側には数台のビデオカメラが設置され
ていた。
もはやここで何が行われるかは明確だった。
「なんて奴なのかしら…許せない!」
そう思い立つが早いか涼子はいつも持っている木刀を取り出すと部屋の中に入っていった。
男達はいきなり入ってきた木刀を持った女子高生に驚く、
「な、何だお前は!」
「あんた達に名乗る名なんて無いわ!成敗してあげるからそこに直りなさい!」
涼子は男達に飛びかかった。
いきなり一人に突きを見舞うとそのまま隣の男の脳天に木刀を叩きこむ、二人が倒れたのを見届けると涼
子はそのまま女性を後ろに庇う、
そしてそのまま次の目標を見ようとしたその時、
バァン!
いきなり炸裂音がしたかと思うと木刀が二つに折れる。男の一人が銃を取り出し木刀を撃ったのだ。
涼子はその勢いで倒れ、女性は気絶した。
残った男達はすぐさま涼子に飛びかかると手足を縛る。
「くっ!しまった!」
暴れても縄はしっかりと結ばれて解ける様子は無い、
「よくもやってくれたじゃねーか…」
男の一人が憎々しげに涼子を引き上げる。
「おかげでせっかくの撮影がパーだ…この落とし前つけさせてもらうぜ」
「何をするつもり?!」
「よく見りゃお前も結構な上玉だ…お前がこの女の代わりにビデオに出な!」
「冗談じゃないわ!」
それを聞くとますます涼子は暴れた。
「ちっ、ずいぶんと暴れやがる…オイ!こいつに猿轡かませろ!そしてアレを持って来い!」
「おうっ!」
そして涼子は猿轡をつけられ更に柱に縛り付けられる。そして男は注射針を片手に近づいてきた。
「へへっ!これがなんか判るか?」
男はいやらしそうに笑うと、
「これはなあ、どんなに処女の女だろうが気が狂うほどに男の物が欲しがると言う媚薬よ、これを今から
お前に打ってやるぜ!」
「ふぐっ!ふぐぅ〜!」
涼子はその言葉に慌てるが逃げることはできない、
「安心しな、極上の快楽にしてやるからよ!」
そしていやがる涼子の首筋に注射した。
涼子はあまりのことに震えていたがそのうちに身体の奥のほうから熱くなってくるのを感じた。
(な、何これ?!身体が…身体が熱い!)
そして全身が妙にむず痒くなってくる。涼子は全身をくねらせる様にして鎮めようとするがおさまらない。
特に秘所の辺りがひどく、今すぐに擦りあげたいぐらいである。
男が猿轡や縄を解いてももはや涼子は起きあがることもできずに悶え苦しむ。
「はあ…ああっ!ううっ!」
今すぐにでも秘所を擦り上げたいが男達の目の前と言う事実が何とか理性が働き押さえていた。
「へっ、いつ見ても凄い威力だ。もうこんなに濡れてやがるぜ」
そう言って男は涼子のスカートに手を入れ秘所を嬲る。
「はあああああああああああああああああああ!!」
涼子はいきなり来た刺激に思わず絶頂に達してしまった。
「もうイきやがったぜこの女…さてとまずは俺が楽しむとするか」
そうして男が涼子の制服に手をかけた時、
いきなりドアが開いたかと思うと静馬が中に入ってきた。
「何だぁ?このガキは」
「俺達は今から良い所なんだよとっととどっか行きな!」
そうして男が静馬の方に手を置こうとした時、
「邪魔じゃあ!お前等の方こそどっか行かんかいボケェ!」
静馬の神気を纏った拳が男のみぞおちに突き刺さり男は潰れた。
「こ、このガキ!」
「ぶっ殺してやる!」
残りの男達が銃を取り出そうとするが、
「それはこっちのセリフじゃあ!死ねぇ!」
あっという間に静馬の《炎の虎》によって吹っ飛んで行った。
「涼子!大丈夫か!」
彼に珍しく慌てた声で静馬は涼子に駆け寄る。
涼子は呆然としていたが静馬の顔を見ると、
「静馬…」
そのまま涙がこぼれる。静馬が来てくれたことが凄く嬉しかった。
「ありがとう…来てくれて」
「いや…その…たまたまや、そんなに言わんでもええで」
少し照れながら静馬が言う。
「静馬…はうっ!」
再び涼子に媚薬の効果が襲う、
「ど、どないしたんや?!」
「まだ…薬が…熱いよ…静馬…助けて」
「ど、どうすればええんや?」
「静馬…抱いて…」
「えっ!」
「欲しいの…静馬のが」
「し、しかしやな…」
「私のこと嫌い?」
「い、いや…そんな事は…」
「好きなの…静馬とじゃなきゃ…嫌…」
静馬を見つめながら涼子は途切れ途切れに告白をした。
「涼子!」
静馬は涼子を抱きしめるとそのまま口付けをする。舌を絡めあいながら静馬は涼子の服を脱がしていく、
やがて涼子が一糸纏わぬ姿になると、
「涼子…むっちゃ綺麗やわお前の身体…」
「やっ、そんなに見ないで…」
すっかりしおらしくなった涼子に凄い愛しさを感じた静馬はそのまま胸や秘所に愛撫を加えた。
「はあぅ…うあぁ…静馬…もっとぉ…」
涼子は喘ぎ声を上げつつ、自分の胸を愛撫している静馬の頭を抱え込む、
やがて静馬も服を脱いで涼子に覆い被さる。肉棒が涼子の太腿に触れその感触にも涼子は感じた。
「はあ…」
「涼子…本当にええんか?」
「うん…良いよ…静馬…来て…」
静馬はそのまま腰を進めていき、ついに肉棒が秘所の膣に入っていった。
「はあぁぁぁぁん!ふとぉぉぉぉぉぉぉぉいぃぃぃぃぃ!」
媚薬のお陰で破瓜の痛みは無かったのだがその拡張感に涼子の身体は震えた。
静馬は挿入の快感に一時浸っていたが暫くして律動を開始した。
「あっ!あっあっ!あんっ!」
涼子も足を静馬の腰に絡めると自ら腰を動かす。繋がっている部分からはぐちゅっ、ぐちゅっと淫靡な音
が響く、
「いいよ…静馬…もっと…」
その声に静馬は突き上げを強く早くする。
「あっ、あっ、あっ、あっ、す、凄い…気持ちいいよ…」
「涼子…俺…そろそろ…」
「いいよ…出して…私も…私も…イっちゃうぅぅぅぅ!」
「涼子!」
「ああああああああああああああああああああああああああ!!!」
身体の奥に静馬の精を感じながら涼子は絶頂に達して身体を振るわせながら叫ぶのであった。
その後倒れていた女性も介抱して、静馬は立てない涼子をおんぶしながら送っていくことにした。
「し、静馬いいよ…恥ずかしい…」
「な〜に遠慮しとんのや、立てんのやからしゃあないやろ」
「でも…」
「でも結構お前重いんやな、ちとしんどいわ」
静馬のからかいに涼子は赤くなって、
「ば、馬鹿ぁ!何てこと言うのよ」
「冗談やって、むきになんなや」
そして静馬はくすくす笑う、涼子はちょっと拗ねながらもそのまま身体を静馬の背中に委ねる。
その逞しい背中に涼子は胸を高鳴らせる。
(やっぱりこの背中は…素敵…)
そのまましっかりと胸を押し付けるように抱きつきながら涼子はうっとりと目を閉じて、
「静馬…大好き…」
と小さく呟いて微笑むのであった。
あとがき
作:お、終わった〜 リアルバウトの十八禁…眠い…おやすみなさい…
由:寝るな〜!
作:うわっ!何だ何だ?
由:まだあとがきが残っているでしょうが!
作:うう…眠いよ…
由:ったく、いきなりこんなネタ考え付いてオリジナルの方は手をつけてないなんて…何考えているのか
しらこの馬鹿は
作:とりあえずオーフェンネタを後二つ考えとります
由:十八禁の方ばかり考えているな〜!!
作:でもその前にGS美神を…書くと言ったからな〜
由:ああ…また別のHPの話ね…なんでもかんでもやろうと安請合いするからよ
作:いや、でも書いてみたいし…読んでもらいたいし…そう言えば知らない人が私の十八禁小説を読んで
るのをたまたま見ました。凄く嬉しかったです
由:いるんですね…こんな小説でも読んでいる人が
作:いるわ!ちゃんと相馬さんのカウンターでも見てみたら二千人以上見ていることが判ったんだぞ!
由:それはそれは…まあそうだったらちゃんと頑張っていきなさいよふざけてないで
作:……………………グー…………
由:だから寝るなっと言っとるだろうがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!
(由香里はそう叫んで金棒を振り下ろす。作者そのまま潰されて…永遠への眠りにへとつくのであった。
―――幕―――)