属性で指定する3桁の数値の各桁はそれぞれ、本人、グループ、他人のアクセス権を示しています。
7 5 5 本人 グループ その他その数値の意味は次のとおりです。
数値 | アクセス権 |
---|---|
0 | アクセス不可 |
1 | 実行のみ可能 |
2 | 書き込みのみ可能 |
3 | 実行、書き込みが可能 |
4 | 読み取り可能 |
5 | 実行、読み取りが可能 |
6 | 読み取り、書きこみが可能 |
7 | 読み取り、書きこみ、実行可能 |
普段は1、2、3の属性は使いません。 CGIやSSIは常に常に本人が実行するわけではないので、実行ファイルやプログラムが 読み書きするファイルには「その他」にもアクセス権を洗える必要があります。 但し、プログラムが書き込みをするファイル以外には、本人以外に書きこみの権限は 与えないようにしてください。
chmod xxx filename ~~~ アクセス権を示す数値
ファイルの用途 | 設定するアクセス権 |
---|---|
html等の読取専用のドキュメントファイル | 644または444 |
CGI等の実行ファイル | 755または555 |
CGIプログラムが書き込みをするファイル | 666 |
自分専用のプライベートなファイル | 600等 |
通常のディレクトリ | 755 |
CGI等がファイルを作成するディレクトリ | 777 |
ls -lを実行すると以下のようなものが表示されます。
-rw-r--r-- 1 user group 1140 Jan 31 14:50 aa drwxr-xr-x 2 user group 1024 Feb 4 18:45 cmp表示された画面で、一番左側にあるのがファイルまたはディレクトリ名です。
- rwx r-x r-x _ ___ ___ ___ | | | | | | | +---- 他のユーザーに対するアクセス許可。 | | +-------- 同じグループに所属するユーザーに対するアクセス許可。 | +------------ 自分に対するアクセス許可。それぞれ、意味は次の通り。 | r: リードを許す | w: ライトを許す | x: 実行を許す | +--------------- ファイル種別。各文字の意味は次の通り。 d: ディレクトリ l: シンボリックリンクファイル (他のファイルを示している) -: 通常のファイルここではアクセス権を数字でなく'rwx'のように3文字で1組のアクセス権を示しています。
この 'rwx' とアクセス権の数字の関係は次のような関係になっています。
文字 | 数字 | 意味 |
---|---|---|
r | 4 (100) | 読み込み可能 |
w | 2 (010) | 書きこみ可能 |
x | 1 (001) | 実行可能(ディレクトリの場合は移動可能) |
ファイルのアクセス権に複数の文字がある場合はその数値を加えるだけです。
(例:r-x (読み取り、実行可能) ならば 4 + 2 = 6 二進数で 100 + 010 = 110 )
文字 | 数値 | アクセス権 |
---|---|---|
--- | 0 (000) | アクセス不可 |
--x | 1 (001) | 実行のみ可能 |
-w- | 2 (010) | 書き込みのみ可能 |
-wx | 3 (011) | 実行、書き込みが可能 |
r-- | 4 (100) | 読み取り可能 |
r-x | 5 (101) | 実行、読み取りが可能 |
rw- | 6 (110) | 読み取り、書きこみが可能 |
rwx | 7 (111) | 読み取り、書きこみ、実行可能 |
感想その他は しましままで |