誰もいない大通りに 落ち葉が舞い上がる 今日 祭が終わった 廃虚になった 露店の並び 寂しく光る電球が 雑踏を浮き上がらせている 無造作に捨てられたゴミ達が 秋風の中に最後の踊りを披露する ついさっきまでは 人が大勢いたのに いまではゴミと落ち葉の雑踏でしかない ふと突然電灯が消えた あとは闇と静けさの支配する世界 もう全てが終わったのだ また明日からは いつもの一日が始まる 束の間のイベントは 幕を閉じた 94. 5. Nov.
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